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 [1]一次X線による漏洩X線量の計算・・・利用線錐の方向
 
    EP=X×Dt×W×(E/Ka×U×T/d12 
EP : 一次X線による漏洩実効線量(μSv/3ヶ月)
X : X線管焦点から利用線錐方向の1mの距離における空気カーマ(μGy/mAs)
Dt : 遮蔽体の厚さtmmにおける空気カーマ透過率
W : 3ヶ月(13週間)の実効稼働負荷(mAs/3ヶ月)
E/Ka : 空気カーマから実効線量への換算係数(Sv/Gy)
U : 使用係数
T : 居住係数
d1 : X線管焦点から線量評価点までの距離(m)
 
  複数の遮蔽体が存在する場合
    EP=X×Dt×W×(E/Ka×U×T/d12 ・(1/2)t/t1/2
 t : 2番目の遮蔽体(mm)
 t1/2 : 2番目の遮蔽体の大幅に減衰したX線の広いビームに対する半価層 (mm)
  ※その他のパラメータは、上記と同じ 

 [2]散乱X線の漏洩X線量の計算・・・利用線錐以外の方向

    Es=X×Dt×W×(E/Ka×U×T/d22×d32 ・ a×F/400 
 Es : 散乱X線の漏洩線による実効線量(μSv/3ヶ月)
 d2 : 撮影天板面での利用線錐中心の評価点までの距離(m)
 d3 : X線管焦点から撮影天板面でまの距離(m)
 a : 照射野400(cm2)の組織類似ファントム1(m)の距離における空気カーマ率のXに対する百分率
 F : 受像面における照射野の大きさ(cm2
 400 :基準照射野(cm2
 ※その他のパラメータは、上記[1]と同じ 

 [3]X線管容器からの漏洩X線の計算式・・・利用線錐以外の方向

   半価層を用いる計算式
    EL=(1/2)t/t1/2 ・ XL×tW×(E/Ka×U×T/d42 
 
   1/10価層を用いる計算式
    EL=(1/10)t/t1/10 ・ XL×tW×(E/Ka×U×T/d42 
EL : 一次X線による漏洩実効線量(μSv/3ヶ月)
  X L : X線装置からの漏洩線量。X線管容器から1mの距離における空気カーマ(μGy/時)
  tW : 3月間(13週間)における稼働時間。3月間におけるX線装置の実効稼働負荷
  d4 : X線管焦点から線量評価点までの距離(m)
  t : 遮蔽体の厚さ(mm)
  t1/2 : 遮蔽体の大幅に減衰したX線の広いビームに対する半価層(mm)
  t1/10 : 遮蔽体の大幅に減衰したX線の広いビームに対す1/10価層(mm)      
    ※その他のパラメータは、上記[1]と同じ
 
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